「近大ナマズ」とは?日経トレンディ2016年のヒット予想ランキング第12位の国産ウナギの半額以下ながら脂がのってうまいといううなぎ味のナマズ「近大ナマズ」が気になったのでチェックしてみた。
近大ナマズとは?
「近大ナマズ」とは、あの近代マグロでも有名な近畿大学が開発したかば焼きにすると見た目も味わいもウナギそっくりの養殖ナマズのこと。
まさにうなぎ味のナマズ!
開発を担うのは、近畿大学農学部水産経済学研究室の有路雅彦准教授。
2015年には試験販売をし、生産量は11tだったということだが2026年はヒット予想もされているように、大手スーパーでも扱われるようになり2015年の100倍とも言われている。
近大ナマズのここがスゴイ!
・ナマズなのにうなぎに近い食感と味わい!
ナマズながら脂がのって肉厚でウナギに迫る味わいということ。
・卸価格は国産うなぎの半額以下!
価格が割安で卸値で1kg当たりが1200円くらいになる見込みだそう。
中国産うなぎでも最安値が1kgあたり1700円、国産うなぎで1kgあたり4000円前後だったということで、国産うなぎの半額以下と近大ナマズはかなり格安。
近大ナマズは餌のコストがウナギ用の半額ということと、ウナギの養殖にかかる年数の半分130程度だからというのが格安の秘密。
・小骨がなくて食べやすい!
近大ナマズは小骨がなくてかなり食べやすく、刺身でも食べられるとのこと。
近大ナマズが土用の丑の日を救う?!
ニホンウナギが2014年、国際自然保護連合(IUCN)から絶滅危惧種に指定されたり、
水産庁もうなぎの稚魚の養殖池入れ量を制限など資源保護に動いたことやシラスウナギ(稚魚)の不良など鰻の卸値が高騰の傾向に。
うなぎのかば焼きは庶民には手が届かない存在になりつつある。
日本人が大好きなうなぎ、土用の丑の日にうなぎを食べるという日本の食文化さえ危機に陥る中、
この近代ナマズが国産うなぎの半額以下で食べられるとなると、土用の丑の日に近大ナマズをいただくというお宅も増え日本の食文化である土用の丑の日を救うかもしれないですね。
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全国から近代ナマズの養殖希望が!
現在、近代ナマズの養殖は鹿児島県の牧原養鰻に生産を委託している状況らしいが、現在全国から養殖希望が届いているそうで、将来は廃校のプールを利用したりなど全国で近大ナマズの養殖が出来るようにするなど、開発者の近大の有路准教授が言ってるそうだ。
「ウナギ味のナマズ御重」近畿大学水産研究所(東京・銀座、大阪・梅田)で1日限定発売
近大のアンテナショップ「近畿大学水産研究所」では2015年「ウナギ味のナマズ御重」が販売。
2016年以降はその他大手スーパーでも取り扱う予定だそうで楽しみ。
2016年以降、近大卒ナマズが全国あちこちで養殖され、土用の丑の日の日本の食卓を潤すかもしれないですね。
「近畿大学水産研究所」(グランフロント大阪店)
TEL06-6485-7103
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